わたしの弟
第3章 しるし
「隣座りなよ」
「え、う、うん」
勢いよく立ち上がった。
だけど、正座をしていたからか、足が痺れてふらつく。
立っていられなくなり、酒谷くんの方に倒れてしまった。
まだ足がヒリヒリする。
…わたしの手は酒谷くんの横。
胸は酒谷くんの胸板に。
そして、あそこは…酒谷くんの左の太ももをまたがっていて太ももにぎゅ…と密着していた。
やばいっ、だけど痺れて動けない。
…わたしのあそこは、
パンツはびしょびしょで、そこが酒谷くんの太ももにピッタリくっついてる。
ま、まさかズボンにしみつかないよね…?!
「か、加山さん?」
「ご、ごめん!足痺れてて…もう少し、いい?」
「う、うん」
胸も酒谷くんの胸板にあたっちゃったし、
やばい雰囲気だよっっ。
わたしのあそこヒクヒク言ってる。
気づかれてないよね??
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