love ...
第2章 コトノハジマリ
「実加はいつからそのバンドが好きなの?」
「ん~、半年前くらいかな♪絶対陽奈子もハマるから☆☆」
「へ~・・・。」
「な、何その反応!超カッコいいんだからね!?あ、しかもね、ヴォーカル二十歳なんだよ!アタシたちと3つしか離れてないんだよ!すごいよね~」
そんな話をしていたらライヴの開演30分前になった。私たちは急いでライヴ会場に向かった。
「ヤバい!はまったわ!!」
3時間という長くて短いライヴが終わり、私が呟くと、実加は目を輝かせて言った。
「でしょ!でしょ!!やっぱ陽奈子は見る目あるね~!」
私たちは互いに笑いあった。
それから2年・・・。