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第4章 ステップ

その日の夜、私はメールをした。もちろん・・・、実加に。
"マジですか?!すごい、すごい!!感動だわぁ~!てゆーか、大学行ってたんだね!しかもアタシたちと同じ大学!んで、メアド渡されたのって本当なの?!芸能人だよ!芸能人!ちょっと、電話していい?話したいこといっぱいあるから!"

と。
私は簡単に"おけー!"と送ったらすぐに実加から電話が来た。
「もしもし?実加?」
「ひーなーこー!あんたさぁずるいよ!なんなの?!いいなぁ…」
甲高い声でいきなりの叫び?で私は思わず携帯から耳を離した。
「でもさ、メールしてとは言われたけど・・・。なんて送ろう。」
「そりゃ、・・・。うーん、ライヴ感動しました!とか?」
実加は困ったようにいった。
「それでいっか!うん!決まり!」
「あ、いいんだ。ふふっ、頑張って!バイバイ」
「うん!ありがとう。バイバイ」

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