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サンタをサガセ

第10章 あなたがいる

私はドキドキしていた


だってそうだろう
コレから私は頭がイカレタとしか思えないことを言おうとしているのだから


『サンタさんのことなんですけど…』


「分かったの?誰が犯人だった?」

フウカが前のめりになる



『多分…この指輪を私にはめたのはアナタです』



私は左手をみんなに見せて、セイジ先輩を見た





「僕はサンタクロースじゃないよ?」


『そう、セイジ先輩はサンタさんじゃないんです』


「どういう意味?」




『セイジ先輩は私に指輪を届けに来ただけですよね?

だから、サンタさんじゃない』

みんながシンッと静まり返る



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