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サンタをサガセ

第10章 あなたがいる

「だから、君は何年か前にした約束も昨日された告白も忘れた」


『じゃあ、指輪は?』


「指輪は君が自分ではめたんだよ…

おそらく、君は僕がトモくんの願いを叶える前に指輪をして眠ったんだ」


自分でした?


『それを忘れてるってことは、何年か前にした約束に関係があるんですよね?』


「それは…」

「それは私から話すわ!」


アマトさんをフウカが遮った


「アンタは小さいころにサンタクロースに会ったんだよ、つまりアマトさんにね


その時アマトさんはタブーをおかした
それは″アンタの記憶を消さなかったこと″″アンタに興味をもったこと″」

アマトさんは苦笑いしていた


「アマトさんはアンタを迎えに行く約束をした
アンタはクリスマスイブに指輪をつける約束をしたんだよ」



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