サンタをサガセ
第12章 ムカシバナシ
『サンタさん!!!』
小さいころの私はアマトさんに満面の笑みでそう言った
「そうだよ。
君の願い事はなにかな?」
アマトさんは私を抱き止めてくれていた
不思議なことにアマトさんの体はフワリと宙に浮いていて…
2人はそのまま窓から私の部屋に入った
『お願い事?プレゼントじゃなくて?』
「そうだよ」
『じゃあ、甘い苺のケーキが食べたい』
「苺?ケーキ?それはどんな物なんだい?」
『知らないの?』
アマトさんは小さく頷く
私はおもちゃ箱の中からおままごと用のプラスチックで出来た苺を見せてあげた
『これが苺だよ、甘くて酸っぱくて美味しいの』
アマトさんはおもちゃの苺を手に取ってマジマジと見た
私は構わず他にもいろいろ見せた
『これはね、私の一番大丈夫な物なんだよ
指輪って言うの
一番好きな人にこの指にはめてもらうんだよ』
私は赤いプラスチックの宝石が付いた指輪を見せた
その後もアマトさんは私の気がすむまで一緒に居てくれた
だけど、私はウトウトしてきてついには寝てしまった
次の日私の記憶はアマトさんに会ったところだけ消えていて、口の中にはおもちゃの苺が入っていた
小さいころの私はアマトさんに満面の笑みでそう言った
「そうだよ。
君の願い事はなにかな?」
アマトさんは私を抱き止めてくれていた
不思議なことにアマトさんの体はフワリと宙に浮いていて…
2人はそのまま窓から私の部屋に入った
『お願い事?プレゼントじゃなくて?』
「そうだよ」
『じゃあ、甘い苺のケーキが食べたい』
「苺?ケーキ?それはどんな物なんだい?」
『知らないの?』
アマトさんは小さく頷く
私はおもちゃ箱の中からおままごと用のプラスチックで出来た苺を見せてあげた
『これが苺だよ、甘くて酸っぱくて美味しいの』
アマトさんはおもちゃの苺を手に取ってマジマジと見た
私は構わず他にもいろいろ見せた
『これはね、私の一番大丈夫な物なんだよ
指輪って言うの
一番好きな人にこの指にはめてもらうんだよ』
私は赤いプラスチックの宝石が付いた指輪を見せた
その後もアマトさんは私の気がすむまで一緒に居てくれた
だけど、私はウトウトしてきてついには寝てしまった
次の日私の記憶はアマトさんに会ったところだけ消えていて、口の中にはおもちゃの苺が入っていた