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好き。

第1章 朝

いじめられたのには理由がある。

<ヒーローだから>

そういって、かわいそうな女の子を二人で助けたモンだった。

でも、私は所詮。ってかんじのお荷物。

紅は優しくして、大丈夫。そういってくれたけど……その痛かった言葉はいまでもわすれない。

ザワザワしてきた。

そうか、もう教室に戻ろう。

紅のいない、そして友達のいない、

教室に戻ろう。

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