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好き。

第1章 朝

先生が入るのと私が入るのは同時だった。
嫌だ。

「紅君は、今度からきます。楽しみにしていてください」

私はうれしかった。

むかしの紅としゃべれるとおもった。

女の子を助けて、女の子に目憑けてたのが、ボスとよばれるやつで。
標的になって…………

ばか。

私は涙を抑え、ひとりで懸命に
そして、心から

        喜んだ

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