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好き。

第2章 登校

紅っ………!!!

私は呼んだ。
紅の名前を。紅は一瞬止まって、胡桃の方に歩いていった。

何で!?
もしかして……

胡桃は、紅が学校に来る前に転校してきた女の子。
紅を一目で気に入ったらしい。

アドレス教えて!電話番号!家!

私は教えなかった。

恥ずかしいけど、知りたいけど、幼なじみだけど、
一向に紅のアドレスやらなんやらは
知らないでいた。

さすがに言えるわけもなく

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