俺はもう、
第2章 *再会..
気が付けば部屋に私しかいなくて、みんなと目が合って苦笑いを返す。
合コン初体験の私には、そんな気の利いた理由なんて思いつかない。
どうしよう。
このままじゃ私ー・・・・
♪~♪~~~
その時、タイミング良く鳴り出した携帯。
きっと麗華が助け船を出してくれたんだ。
あー!麗華女神!ありがとー!!
「ごめんなさい。
ちょっと電話が・・・」
疑われないようにあえて着信の画面を見せながら立ち去る。
部屋を出て改めて画面を見ると、電話番号しか表示されていなかった。
麗華じゃない。
誰・・・・・?
「もしもし?」
ぶちっ......
出た瞬間に切れた電話。
「なに?誰この人」
『俺だよ』
「っ!?」
後ろからの声に勢いよく振り向いた。