テキストサイズ

俺はもう、

第4章 *どっちが大事?...





From.河野くん
title.Re:Re:

今週の土曜サークルの用事入ったから映画来週にしよ。














「はぁ・・・・」



「ーー玲奈?
どうかしたの?」



「え、ううん・・!
なんでもないよ!」



「最近元気なくない?」



「そうかなぁ?
気のせいだよ!!」










あの日以来、河野くんが私を避けるようになった。




頻繁に誘われてたK大にも行かなくなったし、会う回数も極端に減っていった。











「やっぱりさ、男の人ってヤりたいだけなのかな?」



「なんで?玲奈、まだしてなかったの?」



「うん・・・まぁ・・・・」



「さすがに河野くんも生き地獄だわ。」



「でも、この前は途中までしたんだよ?」



「途中まで?」



「怖くて止めちゃったけど・・・」










玲奈の言葉に小さく溜息をついた麗華。










「するのが全てじゃないけどさ・・・



恐怖心よりも安心感の方が大きくなった時にそういうのってするもんじゃないかな。
玲奈にとってその安心感がまだ河野くんに対して抱けてないだけなんだよ。」











麗華の言葉は優しく説得力もある。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ