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俺はもう、

第5章 *卒業...





「優・・・?」



「ん?」



「何もしないの・・・?」



「なに?期待してた?」



「そうじゃないけど・・・」











広くないベッドに優と二人で横になり、真っ暗な部屋で眠りにつくー・・・




仰向けの状態で玲奈の手だけをぎゅっと握りしめる優に玲奈は違和感を感じた。











「男の人って隙あれば、すぐにしたいものじゃないの?」



「アホ。翔太と一緒にすんな。」



「別に河野くんのことじゃ・・・!」









寝っ転がったまま体を横に向け、優の方を向いた玲奈。




右手に繋がれた優の腕にしがみつく。










「優言ってたもんね。
私なんかじゃ反応しないって。」









ショボンとした玲奈は小さく呟きながらゆっくり目を閉じる。









「・・・おやすみなさい。」




「玲奈、」


「---っ!!////」












目を開けたと同時に重なった唇ー・・・










優の綺麗な顔が目の前すぎてピントが合わない。












「俺の冗談をまじに取んな。」



「・・・へ?」



「ずっと好きだった女に反応しないわけないだろ。
今だって我慢してるっつーのに。」










暗い部屋でもわかった。



優の顔が珍しく真っ赤に染まってることにー・・・




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