季節を重ねていく度に。
第2章 告白
あたしはその日を境に、桜井と絡むことが増えた。
てか毎日一緒にいた。
そんな日々が2ヶ月くらい過ぎて
桜井のバイクであたしらは海に遊びに来ていた。
砂浜に2人並んで座り、沈む夕日を眺めていた。
「なぁ、」
「ん?」
「俺…お前に話あんだよね」
「え…まさか、高飛び…」
「ちげぇよ(笑)」
笑ってあたしは姿勢を整え、桜井に視線を合わせた。
「なに?いい話?」
「うーん…どうなんだろ、わかんね」
「えーなにそれ?」
桜井はあたしの方に体を向けて熱い視線を移す。
「俺、お前のこと好き」