季節を重ねていく度に。
第1章 出逢い。
ガチャ…
桜井は部屋を開け、俺の部屋な
と散らばった服を片付けながら言う。
「意外に綺麗」
「うるせぇ(笑)
あんま家に帰んねぇからな」
「へぇー…」
桜井の部屋はムダなものは一切置いておらず、黒でまとめられてて綺麗な室内だった。
……ん?
ラグの下に何かDVDのような固形物がくっきり浮き出ていて疑問を感じ、あたしは引っ張ってみた。
「………あ」
「あ?……っ!!?//」
それは健全な男子の証拠…AVで、桜井の前に出すとため息を吐いていた。
「…お前なぁ、そういうのは普通心に溜めとくだろ」
「『旅館の女将~誰にも見られず即ハメクリイキ~』…ねぇ(笑)」
「返せよバカっ!」
空中で取る取らないをしていると体勢を崩し、
「ぅ、わっ!!?」
あたしはいつの間にか桜井に押し倒されていた。