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あなたのそばで笑っていたい

第13章 進路

『えみにそう言ってもらえると嬉しいよ。


ところで、えみならこの3枚に何を足す?』


『ド素人が口だして良いの?』


『良いの。ピチピチの女子高生だろ(笑)?』


(どれも素敵だけどな…。)


『ん…どれも良いけど1つずつ足す…?


一番着てみたいと思ったこっちのは…黄色とピンクのコントラストが可愛いんだけど、子供っぽくなりがちだから…胸元を少しだけセクシーなかんじでレース入れてみたらどうかな下の部分も。


こっちのは、上がヒラヒラして長いからベルトをしてみたいかな…


こっちのは…半袖の袖の部分がピタッてして短いから、ヒラヒラさせて少し二の腕が隠れると良いな…ここ恥ずかしいって子、私も含め多いから。


あはは、…ごめんなさぃ!生意気言い過ぎました。
先生忘れてくださぃ。』


私は舌を少し出しお兄ちゃんを見た。


お兄ちゃんは左手を顎に当てて真剣な表情。


『えみ…。オレ良い案が浮かんだよ!3つの手直しだけじゃなく…あと2つくらいまた描けそう。

えみ、ありがとう。

先に寝て、完成したら1番に見せるから。』


『うん。』


(生意気なこと言ったと思ったのに…。

また素早く鉛筆で描き始めてる。

モデルさんが動き出しそう…。)


邪魔になっても悪いので、お兄ちゃんにおやすみを言って…先に休んだ。

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