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あなたのそばで笑っていたい

第14章 きっかけ

『何だかあっという間だったね…。』


『ホントだね…。


はじめは緊張してたけど、
キ~とこうして仲良くなれたし…
色々と見たり体験したりホント楽しかったな。』


私たちは最寄りの駅まで歩きながら、体験入学を振り返ってお喋り。


『あ~早くここに通いたいなぁ~!』


『フフっ、キ~ってばまだ受験も卒業もまだなのに(笑)』


体験入学は楽しみだけを残して…
あっという間に終わってしまった。


『楽しかったし…
デザインにとりかかる先輩たちかっこよかったなぁ…。


私ね、この学校に興味を持ったのも最近だったんだ…でも、来てホントに良かった。』


『えみも、ここ受験する?』


『うん!
あそこでがんばってみたい。』


ぱぁっと笑顔のキ~がニッコリと頷く。


『えみっ~お互い頑張ろう!


で、一緒に入学しよう!』


『うん!』


私たちは、お互いの連絡先を交換し駅で別れた。


(うん!決めた。


…デザイナーになりたい!)

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