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あなたのそばで笑っていたい

第3章 学校

『けんとと最近仲良いじゃん。
どうなってんの?あんたたち。』


あやめがますます顔を近づけてくる…。

(どうって…。)


『ただ、バイト先一緒で。
お喋りしてて楽しい男友達だよ。』


あやとあやめには、私の家のことを話してない。


携帯を持ってないことや門限が8時までということから、
箱入り娘と思っている。


私もあえて否定せず、笑っていた。


この二人なら一緒に泣いてくれて、
心配させてしまいそうだったから…。


『一緒にいて楽しいだけ?ドキドキしない?』


(二人の目が輝いてる。


けんとにドキドキ…?


ん…?
考えたこともない…。)

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