あなたのそばで笑っていたい
第9章 大きな一歩
私はブランケットを羽織り…車の中にいた。
『えみ。ここで待ってて。』
そう言って、荷物をとりに行ってくれた。
継母は打撲程度ですんでいた。
以前、私を階段から突き落としたこともあり…
お兄ちゃんにそのことを言われ警察とは口に出さなかった。
父親は仕事へ行った。
幸い…あみが7時に学校へ出発していて良かった。
こんなとこ見せたくない…。
(もう…あみに会えない…。ごめんね…。
お姉ちゃん勝手でごめんね。)
(『嬉しいか!!?』
お父さんのあの声が頭から離れない…。
おさむ兄が助けてくれなかったら…。)
《バタン》
お兄ちゃんが運転席に乗る。
『えみ…?震えてる…。』
お兄ちゃんが肩に手を置いた。
(お父さんが…っ…!)
呼吸が荒くなる…。
ふぅ…はぁ…ふぅ…はぁ…
『…こわ…かった…』
ギュッ…!
お兄ちゃんに力強く抱きしめられた。
『ごめん!大丈夫っていったのに…。
オレの側から離さなければ…!!
えみ…ごめんな。』
抱きしめながら頭を撫でるお兄ちゃん。
『抵抗できなかっ…た…。ビクとも…しなく…て…。』
震えてる…。
『えみ。ここで待ってて。』
そう言って、荷物をとりに行ってくれた。
継母は打撲程度ですんでいた。
以前、私を階段から突き落としたこともあり…
お兄ちゃんにそのことを言われ警察とは口に出さなかった。
父親は仕事へ行った。
幸い…あみが7時に学校へ出発していて良かった。
こんなとこ見せたくない…。
(もう…あみに会えない…。ごめんね…。
お姉ちゃん勝手でごめんね。)
(『嬉しいか!!?』
お父さんのあの声が頭から離れない…。
おさむ兄が助けてくれなかったら…。)
《バタン》
お兄ちゃんが運転席に乗る。
『えみ…?震えてる…。』
お兄ちゃんが肩に手を置いた。
(お父さんが…っ…!)
呼吸が荒くなる…。
ふぅ…はぁ…ふぅ…はぁ…
『…こわ…かった…』
ギュッ…!
お兄ちゃんに力強く抱きしめられた。
『ごめん!大丈夫っていったのに…。
オレの側から離さなければ…!!
えみ…ごめんな。』
抱きしめながら頭を撫でるお兄ちゃん。
『抵抗できなかっ…た…。ビクとも…しなく…て…。』
震えてる…。