あなたのそばで笑っていたい
第10章 新しい居場所
『おさむ兄…お風呂ありがとう。』
……。
髪をタオルで乾かしながらリビングへ行くと…。
ソファーによりかかり目を閉じるお兄ちゃんがいた。
近くに行き覗き込む…。
(おさむ兄…寝てるの?)
夕べ何時からかわからないけど、寝ていないお兄ちゃん。
(私も…そういえば…。
昨日の朝から寝てない…。)
隣に座り、ソファーに寄りかかりながらお兄ちゃんを見る…。
おじいちゃんの家で一緒にお泊まりをしていた時の…
中学生のお兄ちゃんの面影はあまりない。
目鼻立ちも…
顎のラインも…
喉ぼとけも…
すっかり大人になってる。
こんなにかっこよく、たくましくなったお兄ちゃん。
私をあの家から救ってくれたお兄ちゃん。
『…ありがとう…。』
小さな声で呟く。
私も眠気がきて…目がとろんとしてきた。
目を閉じ…呟く…。
『おさむ兄…。迷惑じゃない…かな…?
私…ここに…居ても良い…の…かな…?』
そのまま寝てしまった…。
……。
『迷惑なんかじゃない。
ここに居て良いんだよ。』
お兄ちゃんの優しい声が聞こえた気がした。
そして、優しく大きな手で頭を撫でられた…そんな気がした。
……。
髪をタオルで乾かしながらリビングへ行くと…。
ソファーによりかかり目を閉じるお兄ちゃんがいた。
近くに行き覗き込む…。
(おさむ兄…寝てるの?)
夕べ何時からかわからないけど、寝ていないお兄ちゃん。
(私も…そういえば…。
昨日の朝から寝てない…。)
隣に座り、ソファーに寄りかかりながらお兄ちゃんを見る…。
おじいちゃんの家で一緒にお泊まりをしていた時の…
中学生のお兄ちゃんの面影はあまりない。
目鼻立ちも…
顎のラインも…
喉ぼとけも…
すっかり大人になってる。
こんなにかっこよく、たくましくなったお兄ちゃん。
私をあの家から救ってくれたお兄ちゃん。
『…ありがとう…。』
小さな声で呟く。
私も眠気がきて…目がとろんとしてきた。
目を閉じ…呟く…。
『おさむ兄…。迷惑じゃない…かな…?
私…ここに…居ても良い…の…かな…?』
そのまま寝てしまった…。
……。
『迷惑なんかじゃない。
ここに居て良いんだよ。』
お兄ちゃんの優しい声が聞こえた気がした。
そして、優しく大きな手で頭を撫でられた…そんな気がした。