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あなたのそばで笑っていたい

第11章 初めての携帯

荷物を二人でかたし、お兄ちゃんにはソファーで休んでいてもらう。


キッチンへ行き冷たいお茶をつぐ。


新しいカップは…
ちょっとお兄ちゃんには可愛いすぎるけど、なぜか色違いのペア。


『おさむ兄~お疲れさま。』


お兄ちゃんは目を閉じて…
ソファーに寄りかかり首を倒して真上を向く。


鼻がスゥッと高く唇の形も良く、喉や鎖骨が男らしく…少しセクシーなブイネックの黒いシャツがまた似合ってて…。


『おさむ兄…写真集のモデルみたい(笑)』


『なに言ってんだよ(笑)
お茶ありがとう。
…そぉだ写真♪』


携帯を出してカメラ設定するお兄ちゃん。


『えみが電話やメールくれるときの設定画像撮らせて♪』


『イヤだよ。名前表示で十分でしょ。』


『なら寝顔撮るから良いや。』


『それはイヤ(笑)』


ソファーに座り写真を撮った。


『おっ♪良く撮れてる。』


『次は私の番♪』


携帯をバッグから出し、操作を教えてもらい…


《カシャッ》


あの、はにかんだお兄ちゃんの顔が携帯におさまった。


お互い満足し、携帯をテーブルに置く。

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