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あなたのそばで笑っていたい

第11章 初めての携帯

リビングへと行きソファーに座っていると…
ラフな格好をしたお兄ちゃんがお風呂から戻ってきた。


(ちゃんと服着てる。良かった(笑))


『えみ、明日は学校どうする?』


お兄ちゃんは、
コップにミネラルウォーターを入れ、
飲みながら尋ねる。


『行くよぉ。』


そう答えると、少し考えている様子。


『制服…』


言いかけて止めるお兄ちゃん。


きっと嫌なことを思い出させるかと心配したのかもしれない。


『ブラウスは何着かあるし、大丈夫だよ。

高校までどう行くか調べかた教えてくれる?』


携帯で路線の調べ方を教えてもらい、2回乗り換えをしたら着くことが分かった。


『ここの駅から1時間かぁ。そしたら…
朝7時にでればいいか。
お兄ちゃんありがとう。』


『オレもそのくらいにでるから、駅まで車で送ろっか?』


(駅ってここから歩いて5分くらいだよ。)


『どんだけ過保護なの~(笑)
歩いていけるから大丈夫だよ。ありがとう。』


『そうか(笑)』


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