あなたのそばで笑っていたい
第12章 新生活のスタート
私はバームクーヘンを店長に渡して、
みんなに別れを告げてから店を出た。
お店をでると…
掃除をしている佐々木さんが見えたので声をかけた。
『佐々木さん。
この前体調崩してるってけんとから聞いたんですけど…
あれからどうですか?』
『…えっ?
やあねぇ、ずっと元気よお。
…あぁ、あのことかしら…。
けんとくんに頼まれたのよ。
あの子…えみちゃんが好きでここの店来たみたいでね。
夜危ないし…駅が同じだから、
ちゃんと家まで送りたいって。
えみちゃんがいる時は全部シフトを同じにして欲しいって、言われて交換したのよ。
けんとくん、えみちゃんが本当に大好きなのね。
あなたたち付き合ってるんでしょ?
上手くいって良かったわ。
また遊びに来てね。』
手を振り別れた。
…。
(けんとはいつも側にいてくれた…。
バイトが終わると一緒に夕食を食べてくれて…
家まで送ってくれて…。
けんと…ありがとう。)
お店を見ると、
けんとは笑顔で接客していた。
『けんと。頑張って。』
帰り道は、来るときのような寂しさは無かった。
(また来ようっ!)
そう思ていたからかもしれない。
みんなに別れを告げてから店を出た。
お店をでると…
掃除をしている佐々木さんが見えたので声をかけた。
『佐々木さん。
この前体調崩してるってけんとから聞いたんですけど…
あれからどうですか?』
『…えっ?
やあねぇ、ずっと元気よお。
…あぁ、あのことかしら…。
けんとくんに頼まれたのよ。
あの子…えみちゃんが好きでここの店来たみたいでね。
夜危ないし…駅が同じだから、
ちゃんと家まで送りたいって。
えみちゃんがいる時は全部シフトを同じにして欲しいって、言われて交換したのよ。
けんとくん、えみちゃんが本当に大好きなのね。
あなたたち付き合ってるんでしょ?
上手くいって良かったわ。
また遊びに来てね。』
手を振り別れた。
…。
(けんとはいつも側にいてくれた…。
バイトが終わると一緒に夕食を食べてくれて…
家まで送ってくれて…。
けんと…ありがとう。)
お店を見ると、
けんとは笑顔で接客していた。
『けんと。頑張って。』
帰り道は、来るときのような寂しさは無かった。
(また来ようっ!)
そう思ていたからかもしれない。