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彼に溺れた美女

第7章 残り5日



私は職員室へ向かった

無事仕事を終えて
教室へ戻ると中から
話し声がした

もうみんな帰って
優しかいないはずなのになんで?
チラッと見てみると女子たちが
たくさんいてその中心には
優がいた

「あの噂ってホントなの?」

え、
噂の話をしてるんだ…

「…、その噂羅美は知ってるの?」

ドキン
私の名前がでたから
驚いた

「知らないと思うわ、誰も言ってないから」

みんな私には内緒に
してたんだ…

「じゃあ言わないで、知られたら困るんだ」

いつもと違う真面目な顔、
私に知られたら困ることって?

みんなが私より優のコト
知ってる、それだけで
涙が出てきた、
いつからこんな女々しく
なったんだろ、

私…
この気持ちがなにか知ってる


嫉妬


って言うんだ

自分が一番だと思ってた
自惚れてたんだ…
バカみたい、

こんなに泣いて

こんなに振り回されて

こんなに嫉妬して






―――――――――

こんなに好きになってるなんて

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