
彼に溺れた美女
第10章 残り3日 優ver
家に帰り一息つく
「電話しなきゃ」
あまり刺激しないように、
記憶を戻してもらうんだ
プルルルル
「もしもし?」
「羅美?」
「そうだよ♪どうしたの?」
「今日大丈夫だった?」
「うん、だって優が知らない男の人から助けてくれたでしょ」
え…
俺が助けた?
これも記憶が勝手に
変わってるのか…
「あのな羅美、よく聞いてくれ」
「えっ?なんか今日の優変だよ」
「俺はお前を助けてなんかないんだよ…、ちゃんと思い出してくれ」
「え…ツ頭痛い…」
「ごめんな、俺がひどいことしたんだよ、でもこれだけ聞いて?」
「な…に?」
「俺はお前が好きだ」
