テキストサイズ

先生に恋をした。

第2章 2

「もう終わりなの?」

「ごめんな」

「いやよ・・・いかないで・・・」





そんな短い会話しか聞き取るヒマもなく、男は去り、泣く吉野だけが残った。



交差点の信号はもう青から赤に変わっている。


それなのに、吉野は男を追おうとして歩みを進めた。


「ちょっ轢かれる!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ