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先生に恋をした。

第5章 5

後ろから。


そっと近づく。



まるで犯罪者のように。





「おい」


「きゃっ!」


「なんで僕のことシカトするんですか先生」


本棚と本棚の間。


吉野が本選びに夢中になっている隙をついて、僕は吉野の後ろに周り込み、肩の後ろに手を置いて逃げられない体勢にしてやった。

「西川くん・・・学校でその話はやめて」


「なんの話のこと?僕と先生がセックスした話?」


わざと大きな声で言ってやった。

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