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恋愛アノマリーズ×1学期

第2章 入学式前日、先生と


「じゃあ、こっちに来てもらえる?」


 何も置かれていない机を指さす先生の言葉に従って、私はスリッパをならせながら先生の隣を通り過ぎた。

 そして机の傍へたどり着き、九条の先生の方へと振り向いた瞬間――視界は先生の整った顔立ちでいっぱいになり、柔らかい唇を重ねられた。

 そして僅かに開いていた隙間に舌が捻じ込まれ、咥内を確かめるように粘膜を這いまわる。

 
「んっ……、ぅ」


 ピチャピチャと唾液をかき混ぜるように蠢く先生の長い舌は、私の舌を弄ぶように絡みついていく。

 それへ応えるように私自身も舌を動かして、頭と下腹部が熱くなるのを感じながら先生の舌の裏へと這わせる。

 溢れ出た唾液は口の端から零れ落ち、顎に伝って淫猥に光っていた。

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