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欲求不満は妄想で☆

第3章 飲みすぎ

うっすら目を開けると…
そこは自分の部屋だった。


『じゃ、
あんまり飲みすぎるなよ?』


そう言って、布団をかけて出ていこうとするゆたか。


何だか寂しくて…
私はゆたかの手を掴んでしまった。


『寂しい…。
もう少しだけ、側にいてぇ…。』


彼は少し考えてから…

『…ふぅ。
じゃ、少しだけ。』


何だか嬉しくて、
私はゆたかに両腕を広げて
『ぎゅぅ~!』
と言った。


『はぃはぃ(笑)』


耳元で少しだけ笑ったゆたかの声、
あきれてるのかもしれないけど…
何だ胸がキュンとした。


(少し体が熱い…)


『暑い…。』


私は布団をはぎ、上着とズボンを脱いだ。


『えっ?』


彼は驚きの声をあげた。


『暑いのぉ~。』


酔った勢いというのは恐ろしいもので…
恥ずかしいとかいう言葉より、
とにかく暑くて脱いでしまいたくて…。


『ちょっ…ちょっと!』


彼は後ろを向いた。


わたしはブラジャーもパンティも全て脱いでしまった。


『何でそっちむくのぉ?
こっちきてぇ。
寂しいからギュゥってしてよ~。』


わたしは目を閉じて手を広げて待つ。


しばらくすると、
ふわぁっと抱きしめられた。


ほんのり香水のにおいがして
『いつもそう…なの?』
低い声で囁かれた。


いつもは違う。


いつもは一人。


一人。


『違うよ…。
何でかな…?
ゆたかには全部見せられる…。


あなたのにおい…好きだな。』


ずっと抱きしめてくれていた。


なんだか…へん。


ゆたかにくっついてたら変な気分になってきたかも…。


股間がジンジンする。

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