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欲求不満は妄想で☆

第4章 旅行

『もうさ、そんなお人好しになったらだめだよ?


自分を大切にして。大切にしてくれる人と一緒にいなきゃ。


オレみたいな(笑)』


ニコっと笑って私の手を握ってくれた。


(温かい…。


もっと早くに別れるんだったな…。)


『ありがとう。


再出発するよ。今回の旅行でリセットする。』


『よしよし(笑)』


翔平くんに頭を撫でられる。


優しい瞳…。


(なんだかこの笑顔に救われるな。)


手を繋いだまま、翔平君の肩に寄り添いお喋りを楽しむ。


いつのまにか…


私はそのまま眠ってしまった。

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