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欲求不満は妄想で☆

第4章 旅行

『…京都。』


アナウンスが聞こえ、ふと目が覚めた。


次は京都に止まる。


(いつから寝ていたんだろう…。)


京都に止まり、わたしは荷物を持ちホームへと降りた。


(確か…駅前からバスが出てるんだっけ。)


『あっ、
ラッキーもう来てる。』


わたしはバスの一番後ろの席に座った。


ちらほらとお客がいるだけで、バスの中はがらりとしている。


窓の外を見てみると、所々に外国の人たちがいて、観光スポットなんだと実感した。


『あれ?さっきの…。
何か偶然かさなるね♪
となりいい?』


『翔平くん!』


振り向くと、そこには笑顔の翔平くんが立っている。


『オレ、〇〇旅館に行くんだ。』


座りながら話す翔平くん。


『えっ、わたしも!』


(まさか同じ旅館だなんて…。)


『一緒だね。』


(笑顔でそんなこといわれたら、期待しちゃうよ。)





なんて、
こんな偶然があったらきっと…
いやかなり楽しいんだろうな(笑)


そんなことを妄想したり、外の景色を見ているうちに旅館に到着した。


わたしは一人バスを降りる。


『早かったな~。到着!』


(旅館久しぶりだし、何か楽しみだな~♪)

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