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蜜壺

第2章 枯れる女

恥ずかしさのあまり…顔を上げられず困っていると…



“美樹さん…”
和真の声が真剣な声に変わっている。

“美樹さん…
感じないって…それ美樹さんの所為じゃないんじゃない?
それって…オトコの所為だろ?
ちゃんと感じさせてあげられれば、美樹さんだって感じると思うよ…”

…???…
いったい誰がこのセリフを口にしているの?
たかだか二十歳を超えたばかりのコのセリフじゃない…

そう思って顔上げると…



“俺が感じさせてやるよ…”




和真がオトコの顔で囁いた。

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