テキストサイズ

蜜壺

第2章 枯れる女

えっ???



その日は仕事が手につかなくて何度もミスをし、何度も叱られた。

和真の仕事ぶりはそれでも何とかサマになってきており、美樹の指導から若いオンナのコの指導を受けるようになっていた。
教えるオンナのコも歳が近いせいか自分が教えていた時よりも楽しげに見える。
そんな和真を睨みつけると…

“美樹さん!そんなに額にしわ寄せると老けて見えますよ。”と言われ…

も~!!!アンタの所為よ!駅になんか行かないから!
と叫びたくなるのをぐっとこらえて…なんとか時間が過ぎるのを待っていた。


金曜の夜、オンナのコの退社は早い。
時間が来たかと思うとあっという間にいなくなっちゃう。

和真も今日で終わりだ。
挨拶をして、オンナのコ達とアドレス交換などをしていた。
時間が来ると“ありがとうございました”と挨拶をしてさっさと出ていった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ