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愛のかけら

第2章 夜空に咲くはな

「あっありがとうご」
「ではっわたっし・・失礼します!」
そういうとエレベーターへ駆けていった・・

ポカンとした優愛も気を取り直してリビングに戻った

秋豊がバスルームからでてくる

「え?それ・・」
「ふん。俺も似合うだろ?」
得意そうなしたり顔

「似合う!・・けど・・着方変・・ていうか、エロい」

「何?」
着崩れた紺に近い青の浴衣を着て現れた秋豊は、右肩がでて、大きくはだけた浴衣は筋肉質な胸板をさらけ出し、裾も秋豊の肢体がちらりと見えている


「帯ゆるすぎ」
秋豊に近づいて、解けかけそうな黒の腰帯をほどき、浴衣を整え帯を結び治していく

「ひゃっ!」
突如優愛が奇声を上げた

項から背中へ秋豊の手が入り込んできた

「ちょっなにしてんの!?」
「なんか、隙間あるなぁって・・」
「そーゆーきかたなの!手抜いて」
少年のような興味津々の顔した秋豊は、手を引き抜いた。

背中をなぞるように

「あっっちょっ///」
ぞくぞくと首をのけぞって震えた

着付けられた秋豊は、満足そうに自分の浴衣を見た

「なぁ、ここ。脇んとこ開いてるけどお前も?」
「え?うん。だから涼しいだよ」
「へぇー」

その時ドーンっと大きな音がなり、パチパチと外から響いた
「「あっ始まった」」
声を揃えて言い合い、笑った

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