妖(あや)しの月に~光と闇の王~【第二部 光の王】
第4章 第二部・生
光王が清花の髪をひと房掬い、指で梳く。どうやら無意識の中にしているらしい。
その問いに応える間もなく、光王が続けた。
「俺はお前が他の男に抱かれるところを見たくはない」
「光王―」
光王の手が離れる。
清花は今度こそ身を起こし、美しい男の貌を見つめた。
いつもは透き通った水を湛えているような瞳が哀しみに揺れているように思えたのは、清花の気のせいだったろうか。
「俺だって、女に惚れることだってある。惚れた女は抱きたいと思うさ。お前には申し訳ないが、完全に役目を利用しての行為だな」
横たわった光王が清花の剥き出しになった豊かな乳房を眩しげに見つめる。その瞳が欲情に翳った。
悪戯な指に薄桃色の頂きを摘まれ、清花は小さな声を洩らす。
光王に手を掴んで引き寄せられ、清花は再び布団に倒れ込んだ。
その問いに応える間もなく、光王が続けた。
「俺はお前が他の男に抱かれるところを見たくはない」
「光王―」
光王の手が離れる。
清花は今度こそ身を起こし、美しい男の貌を見つめた。
いつもは透き通った水を湛えているような瞳が哀しみに揺れているように思えたのは、清花の気のせいだったろうか。
「俺だって、女に惚れることだってある。惚れた女は抱きたいと思うさ。お前には申し訳ないが、完全に役目を利用しての行為だな」
横たわった光王が清花の剥き出しになった豊かな乳房を眩しげに見つめる。その瞳が欲情に翳った。
悪戯な指に薄桃色の頂きを摘まれ、清花は小さな声を洩らす。
光王に手を掴んで引き寄せられ、清花は再び布団に倒れ込んだ。