妖(あや)しの月に~光と闇の王~【第二部 光の王】
第3章 忍
その間にも、王は二つの乳房を揉んでは吸うといった愛撫を執拗に繰り返した。
ふいに膝裏を掬われ、抱き上げられる。
このまま褥に降ろされた清花の上に王がのしかかってきた。
「可愛い奴だ、本当に可愛い。どこからどこまでも食べてしまいたいくらいだ」
噛みつくように口付けられ、清花はまたしても悲鳴を上げた。
実際、上唇を噛まれたらしい。離れたかと思うと唇がまた近づいて塞がれる。何度もそんなことが続き、清花は呼吸が苦しくなった。
「―苦しい」
消え入りそうな声で訴えた女を見つめる王の眼が細められる。
ちゅと音を立てて、乳首を吸われたかと思うと、チマの裾が思いきり捲り上げられる。突如として両脚をこれ以上はないというほど一杯に開かされた。
「あ?」
清花は愕いて褥の上に身を起こそうとする。が、すぐに王の手によって押し戻された。
「おっと、逃げるわけにはゆかぬぞ」
笑いを含んだ声が耳許で囁き、膝を両脚の間に差し込まれ、抵抗できなくされてしまう。
「何を―なさるのですか?」
清花は烈しい怯えを露わにして訊ねた。
いつもは結い上げた髪は三つ編みにして両脇で束ねている。王がその髪を宥めるように撫でた。
「大丈夫だ、できるだけ痛い想いはさせない。怖くはないから」
しかし、次の瞬間、王の骨太の指が下腹部に差し入れられたときには、清花は叫び声を上げた。
「痛い―」
いきなり秘所を指で抉られたのだから、無理もない。
「ホホウ、流石に少し馴らしてやらないと駄目か」
ふいに膝裏を掬われ、抱き上げられる。
このまま褥に降ろされた清花の上に王がのしかかってきた。
「可愛い奴だ、本当に可愛い。どこからどこまでも食べてしまいたいくらいだ」
噛みつくように口付けられ、清花はまたしても悲鳴を上げた。
実際、上唇を噛まれたらしい。離れたかと思うと唇がまた近づいて塞がれる。何度もそんなことが続き、清花は呼吸が苦しくなった。
「―苦しい」
消え入りそうな声で訴えた女を見つめる王の眼が細められる。
ちゅと音を立てて、乳首を吸われたかと思うと、チマの裾が思いきり捲り上げられる。突如として両脚をこれ以上はないというほど一杯に開かされた。
「あ?」
清花は愕いて褥の上に身を起こそうとする。が、すぐに王の手によって押し戻された。
「おっと、逃げるわけにはゆかぬぞ」
笑いを含んだ声が耳許で囁き、膝を両脚の間に差し込まれ、抵抗できなくされてしまう。
「何を―なさるのですか?」
清花は烈しい怯えを露わにして訊ねた。
いつもは結い上げた髪は三つ編みにして両脇で束ねている。王がその髪を宥めるように撫でた。
「大丈夫だ、できるだけ痛い想いはさせない。怖くはないから」
しかし、次の瞬間、王の骨太の指が下腹部に差し入れられたときには、清花は叫び声を上げた。
「痛い―」
いきなり秘所を指で抉られたのだから、無理もない。
「ホホウ、流石に少し馴らしてやらないと駄目か」