妖(あや)しの月に~光と闇の王~【第二部 光の王】
第3章 忍
一人で納得したように頷き、王は更に清花の両脚をひろげた。
それは何とも酷い姿だった。立て膝をさせられた格好で両脚を大きく開かされ、あられもない姿を晒している。
ぬめりとした感触をその開かされた狭間に感じ、清花の身体がピクンと跳ねる。
「殿下、何を―」
戸惑いながら上半身を起こし、清花は言葉を失った。淫らに両脚を大きく開かされた自分の秘所に、王の頭がすっぽりと覆い被っているのだ―。
「いやっ、何をなさるのですか! お止め下さい」
抗議の声を上げても、王の舌先は清花の中にとどまり、好き放題に蹂躙しようとしている。
「止めて、こんなこと、止めて!」
泣きながら身を捩ると、非情にも上から身動きできないように押さえつけられた。
王は清花の両手を持ち上げて一纏めにすると、片手で難なく彼女の身体を犯してゆく。
舌の代わりに長い指先が秘所深くに差し入れられ、抽送され始めた。犯されるのは下だけではない。王は器用に指を抜き差ししながら、胸の頂でひっそりと息づく淡い蕾を吸う。
「いやー」
清花の眼から大粒の涙がとめどなく溢れる。
どうして、どうして、こんなことに。
信じられなかった。何故、自分がここまでの辱めを受けなければならないのだろう。
今宵、清花は彼女なりに覚悟を定めてきたつもりだった。
恋しい男を守るためには、この身はどうなっても良いと。王に差し出すのは身体だけなのだ。心は何があっても、あの男のものだと無理に自分に言い聞かせてきた。
でも、到底、耐えられそうにない。
王の愛撫には欠片ほどの労りもなかった。
それは何とも酷い姿だった。立て膝をさせられた格好で両脚を大きく開かされ、あられもない姿を晒している。
ぬめりとした感触をその開かされた狭間に感じ、清花の身体がピクンと跳ねる。
「殿下、何を―」
戸惑いながら上半身を起こし、清花は言葉を失った。淫らに両脚を大きく開かされた自分の秘所に、王の頭がすっぽりと覆い被っているのだ―。
「いやっ、何をなさるのですか! お止め下さい」
抗議の声を上げても、王の舌先は清花の中にとどまり、好き放題に蹂躙しようとしている。
「止めて、こんなこと、止めて!」
泣きながら身を捩ると、非情にも上から身動きできないように押さえつけられた。
王は清花の両手を持ち上げて一纏めにすると、片手で難なく彼女の身体を犯してゆく。
舌の代わりに長い指先が秘所深くに差し入れられ、抽送され始めた。犯されるのは下だけではない。王は器用に指を抜き差ししながら、胸の頂でひっそりと息づく淡い蕾を吸う。
「いやー」
清花の眼から大粒の涙がとめどなく溢れる。
どうして、どうして、こんなことに。
信じられなかった。何故、自分がここまでの辱めを受けなければならないのだろう。
今宵、清花は彼女なりに覚悟を定めてきたつもりだった。
恋しい男を守るためには、この身はどうなっても良いと。王に差し出すのは身体だけなのだ。心は何があっても、あの男のものだと無理に自分に言い聞かせてきた。
でも、到底、耐えられそうにない。
王の愛撫には欠片ほどの労りもなかった。