
ガーディスト~続編~
第5章 ハロウィンの夜に(前編)
「かわいい弟妹じゃん♪美夏には似てないけど」
「…ああ、うちの母親は2回離婚してるの。あの子たちは再婚した人の連れ子で、一番下の子は再婚した人との子供なの。ややこしいよね」
「……ごめん、余計なこと言って」
護は申し訳なさそうな顔をした。
「大丈夫、気にしてないよ」
美夏は苦笑した。
「あんたが失言するのは今に始まったことじゃないしぃ」
そしてベエッと舌を出す。
「はあっ?俺がいつ失言したんだよ」
護はムスッとして横を向いた。
ふと窓の外を見ると、こちらを覗いている人物と目が合う。
