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ガーディスト~続編~

第5章 ハロウィンの夜に(前編)

「ねぇ、これ見て~!秋人が描いたんだよ~!」



そう言いながら、幼稚園の鞄から画用紙を取り出した小さな男の子秋人(アキト)は、それを美夏の前に広げる。



「お、秋人が描いたの?すごいね~上手じゃん」



美夏はにっこり笑って、秋人の頭を撫でた。



「じゃあ、美夏よろしくね」



母親はうっすらと微笑しながら、居間を出て行った。



「……」



複雑な表情を浮かべる美夏を、護は隣で見守った。





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