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ガーディスト~続編~

第5章 ハロウィンの夜に(前編)

「あ、そうだ。ねぇねぇ、秋人。今日はさ、あの子見える?」



美夏は表情を明るくしながら、秋人に話しかけた。



「…ジャン兄ちゃんのこと?ううん、まだ見えない」



(ジャン?外人か?)



護は秋人の前に立ち、腰を下ろして同じ目線で話しかける。



「秋人くん、こんにちは。俺は護兄ちゃんだよ」



「こんにちは…」



秋人は少し恥ずかしそうに、護を見た。



「ジャン兄ちゃんについて、もう少し教えてくれるかな?」



「うん、いいよ」



「そっかぁ、ありがとな」



護は笑顔で、秋人の頭を撫でた。


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