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ガーディスト~続編~

第5章 ハロウィンの夜に(前編)

秋人に連れて来られた場所は、裏庭だった。
草は手入れされておらず伸び放題だ。



「こっちこっち」



秋人に引っ張られ、草むらの中を歩く。



「あそこ見て」



草むらの中を指差す秋人。
よく見ると、そこにはわずかに盛り上がった部分があった。



「…?」



その盛り上がってる部分に近付くと、秋人は手で土を掻き出した。



「秋人くん?」



よく見ると所々何度も掘り起こした跡があり、その小さな手で数回土を掻くと、何か石のような物が見えてきた。



「お兄ちゃんも手伝って」



言われるままに、護も手で土を掻き出した。
この石の正体が気になる…。


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