ガーディスト~続編~
第5章 ハロウィンの夜に(前編)
「どこ行ってたの?」
居間に戻ると、柊哉と春陽がノートを広げて勉強していた。
「ああ、ちょっと外で遊んでた」
井戸のことは、子供たちの前では話さないほうがいいだろうと護はごまかして言った。
「遊んでもらったの?良かったね、秋人」
「うん…」
「?」
なんとなく元気がない秋人を見て、美夏は首を傾げた。
「あのさ、美夏。話があるんだけど…」
「あ、ごめん。警備はまた明日にしてくれる?」
「え?」
「もう4時だし…」
美夏はチラッと時計を見る。
「いや…まだ何もわかってねぇし、夜は母親いねぇんだろ?美夏たちだけじゃ心配だし、徹夜で警備するから」
「徹夜?いいよ、そんなの。こんなのいつものことだから」
美夏はイライラしながら言った。
「だけど、怪奇現象の原因がまだわかんねぇんだ。美夏たちに何かあったら…」
「だから大丈夫だって言ってるじゃん!!」
「…っ」
美夏のきつい言い方に、護は目を丸くした。
柊哉たちも心配そうに、美夏を見上げている。
「…と、とにかく今日は帰って…」
美夏は目を泳がせた後、きびすを返し部屋を出て行った。
「美夏…」
追いかけようとすると、裾をグンッと引っ張られる。
居間に戻ると、柊哉と春陽がノートを広げて勉強していた。
「ああ、ちょっと外で遊んでた」
井戸のことは、子供たちの前では話さないほうがいいだろうと護はごまかして言った。
「遊んでもらったの?良かったね、秋人」
「うん…」
「?」
なんとなく元気がない秋人を見て、美夏は首を傾げた。
「あのさ、美夏。話があるんだけど…」
「あ、ごめん。警備はまた明日にしてくれる?」
「え?」
「もう4時だし…」
美夏はチラッと時計を見る。
「いや…まだ何もわかってねぇし、夜は母親いねぇんだろ?美夏たちだけじゃ心配だし、徹夜で警備するから」
「徹夜?いいよ、そんなの。こんなのいつものことだから」
美夏はイライラしながら言った。
「だけど、怪奇現象の原因がまだわかんねぇんだ。美夏たちに何かあったら…」
「だから大丈夫だって言ってるじゃん!!」
「…っ」
美夏のきつい言い方に、護は目を丸くした。
柊哉たちも心配そうに、美夏を見上げている。
「…と、とにかく今日は帰って…」
美夏は目を泳がせた後、きびすを返し部屋を出て行った。
「美夏…」
追いかけようとすると、裾をグンッと引っ張られる。