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ガーディスト~続編~

第6章 ハロウィンの夜に(後編)

「なんで、この時期なんだ?」



『…僕がこの家に現れる理由?』



「ああ、ハロウィンと関係あんのか?」



『クス、知りたいの?』



「ああ、知りたいね。俺はこの家を守るボディーガードだからな。お前が二度と悪戯しねーように原因を突き止めなきゃいけねぇからな」



『…ふぅん』



真剣な表情で話す護を見て、ジャンはニヤリと笑った。



『護兄ちゃん…そんなに好きなんだね、美夏お姉ちゃんのこと』



「は!?」



『クスクス、じゃあ宝物探してくれてるお詫びに話してあげる』



「お、おう」



『僕ね…』



ジャンは上を見上げて、井戸の入り口を指差した。



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