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ガーディスト~続編~

第6章 ハロウィンの夜に(後編)

次の日。



「スーツ、クリーニングありがとな。助かったわ」



「どういたしまして。おかげで部屋も綺麗になったし、あたしも助かったよ」



あれから男を警察に渡した後、護はとりあえず風呂に入り直し、家中の全ての床を磨きまくった。



最近掃除する余裕がなかった美夏としては、ありがたいことだった。
お礼として、朝一で護のスーツをクリーニングに出したのだ。



ピシッとスーツを着こなす護を見て、美夏は微笑んだ。



「ありがとね」



美夏の笑顔に、護はドキッとする。



「あ、ああ…そういえば、ここ…玄関の鍵これだけじゃ物騒だから二重にしろよ?まぁ、多少は金かかるけど安心には変えられねぇからよ」



「うん、実はあたしも前から気になってたんだ。昨日のこともあるし、すぐ頼むようにするよ」



「……」



「…何?」



「いや…なんか素直だな~と思って…」



「え、ああ…まぁ」



美夏は少し照れながら横を向いた。



「…あんたのこと、見直したからさ」



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