ガーディスト~続編~
第6章 ハロウィンの夜に(後編)
「お疲れっす」
護は上着のポケットから、ジャンから預かった遺骨ペンダントを取り出した。
「ああ、見つかったんだね、ご苦労様」
それを乙姫は笑顔で受け取る。
「…なんでジャンの口から、社長の名前が出るんすか」
護は不機嫌そうに呟いた。
「ああ、彼とは一度会っているんですよ、夢の中で」
「夢の中?」
「ええ、夢の中です。夢の中で、ペンダントを探してほしいと依頼されたんですよ」
「…じゃあ、知ってて俺に行かせたんすか?」
「そうですね」
「……」
何を言っても聞いても顔色変えずニコニコしている乙姫に、護は少し苛立ちを感じた。
「まぁ、でも得るものはあったでしょう?」
「!」
(そういうこともお見通しかよ…)
護は乙姫から目をそらす。
(ただ者ではないと思ってたけど…一体何者なんだ?)
護の中に不信感が生まれた。
護は上着のポケットから、ジャンから預かった遺骨ペンダントを取り出した。
「ああ、見つかったんだね、ご苦労様」
それを乙姫は笑顔で受け取る。
「…なんでジャンの口から、社長の名前が出るんすか」
護は不機嫌そうに呟いた。
「ああ、彼とは一度会っているんですよ、夢の中で」
「夢の中?」
「ええ、夢の中です。夢の中で、ペンダントを探してほしいと依頼されたんですよ」
「…じゃあ、知ってて俺に行かせたんすか?」
「そうですね」
「……」
何を言っても聞いても顔色変えずニコニコしている乙姫に、護は少し苛立ちを感じた。
「まぁ、でも得るものはあったでしょう?」
「!」
(そういうこともお見通しかよ…)
護は乙姫から目をそらす。
(ただ者ではないと思ってたけど…一体何者なんだ?)
護の中に不信感が生まれた。