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ガーディスト~続編~

第6章 ハロウィンの夜に(後編)

「やだなぁ、僕を疑ってるんですか?言ったでしょう、僕はただの霊能力者ですよ」



乙姫はニコッと笑った。



「お前は顔に出し過ぎなんだよ」



庇うように、圭吾が護の肩をポンと叩く。



「……」



なんだかうまく誤魔化された気がするが、それ以上深く追求することはやめることにした。



「さ、じゃあ新入社員を紹介しようか」



「はい?」



いきなりの展開に戸惑う護。



乙姫が相談室の扉を開けると、中からスーツ姿の若い男が現れた。



身長は高く、護と圭吾と並ぶくらい。
髪は茶髪で、少し長めのサイドから覗く耳からはいくつかピアスが光っている。
そして少しつり目の瞳と薄い唇。
その姿を見れば女性なら誰もが振り向くだろう、それほど男は美男だった。



「今日からここで働くことになった、霧島猛(きりしまたける)です」



男…猛は、無愛想に挨拶する。



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