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ガーディスト~続編~

第7章 視えない男(前編)

「君はいくつなんだい?」



「え…?」



突然の男からの質問に、つばきは目を丸くする。



「…あ…」



言った後で、男はハッとした。



「す、すみません…」



女性に歳を聞くなど邪道だった。
しかも初対面なのに…。



「あ、いえ大丈夫ですよ、いきなりだったからびっくりしただけで。あたしは19歳です」



つばきは笑顔で答えた。



「19歳…私の娘と一緒だ」



男の表情が曇りだす。



「そうなんですか、娘さんいらっしゃるんですね!」



「ええ…生きてれば…」



「!!」



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