ガーディスト~続編~
第1章 死んでもストーカーする男(前編)
「まあまあ、好きなら理解してあげなきゃ!」
「そうだけど…」
「あ、そうだ。さっき圭吾さんと話してたんだけど、駅前に新しいケーキ屋さんが出来たんだって!だからつぐみさんや美夏ちゃん誘ってみんなで行こうと思って」
「俺たちも?」
「うん」とつばきが頷くと、護はパアッと表情を明るくさせた。
「ありがと、つばきちゃん!!」
つばきはフフッと微笑んだ。
───────────────
────────────
時刻は16時。
祐司たちは駅の構内にいた。
周りには学生やサラリーマン、OL風の女性、家族連れなど様々な人が行き交っている。
圭吾と祐司は綾の前後に立ち、周りを警戒しながら歩いていた。
本来なら人目は避けたいが、車の移動は渋滞に巻き込まれて時間通りに動けないから、と綾から言われ電車を利用することになった。
ホームには沢山の人でごった返している。
先頭に立つ圭吾は、人の間をうまく縫っていった。
「この辺りでいいですか?」
圭吾が聞くと、綾は首を横に振った。
もっと先に行けと目で訴える。
「同じ車両じゃないと嫌なの」
「…青木さん、相手はあなたの行動パターンを知っています。車両は毎日変えたほうが…」
「なんで私が変えなきゃいけないのよ、だからそのためにあなたたちを雇ったのよ?
しっかり守ってくれるわよね?」
綾は圭吾の言葉で機嫌を悪くしたようだ。
「…申し訳ございません。あなたのことは私どもがしっかりお守り致します」
圭吾はにっこりと微笑み、再び歩を進めた。
「そうだけど…」
「あ、そうだ。さっき圭吾さんと話してたんだけど、駅前に新しいケーキ屋さんが出来たんだって!だからつぐみさんや美夏ちゃん誘ってみんなで行こうと思って」
「俺たちも?」
「うん」とつばきが頷くと、護はパアッと表情を明るくさせた。
「ありがと、つばきちゃん!!」
つばきはフフッと微笑んだ。
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時刻は16時。
祐司たちは駅の構内にいた。
周りには学生やサラリーマン、OL風の女性、家族連れなど様々な人が行き交っている。
圭吾と祐司は綾の前後に立ち、周りを警戒しながら歩いていた。
本来なら人目は避けたいが、車の移動は渋滞に巻き込まれて時間通りに動けないから、と綾から言われ電車を利用することになった。
ホームには沢山の人でごった返している。
先頭に立つ圭吾は、人の間をうまく縫っていった。
「この辺りでいいですか?」
圭吾が聞くと、綾は首を横に振った。
もっと先に行けと目で訴える。
「同じ車両じゃないと嫌なの」
「…青木さん、相手はあなたの行動パターンを知っています。車両は毎日変えたほうが…」
「なんで私が変えなきゃいけないのよ、だからそのためにあなたたちを雇ったのよ?
しっかり守ってくれるわよね?」
綾は圭吾の言葉で機嫌を悪くしたようだ。
「…申し訳ございません。あなたのことは私どもがしっかりお守り致します」
圭吾はにっこりと微笑み、再び歩を進めた。