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ガーディスト~続編~

第8章 視えない男(中編)

「安全運転でお願いします」



その視線に気付き、祐司はバックミラー越しに運転手を睨む。



「嫌だな、そんな怖い顔しないでくださいよ~」



運転手は顔をひきつらせながら、ハンドルを右に回した。



しばらく走っていると、建物は徐々に減り始め、山が見えてきた。



懐かしい風景に浅井は安堵する。
しかし見知った道に出ると突然、動悸が激しくなった。



「…大丈夫ですか?」



顔色の悪い浅井を、祐司は心配そうに覗き込む。



だがそんな祐司も、さっきから体が重く、息苦しい状態に陥っていた。



こんな状態になる原因はわかってる…



祐司は窓の外に目を向けた。



一見普通の景色だが、それに紛れ込んで霊魂がチラホラ視える。



それは浅井の家に近付けば近付くほど、多くなっていった。



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