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ガーディスト~続編~

第8章 視えない男(中編)




「待ちな。そんな丸腰で入ったら、やつらに喰われるぞ」



突然、背後から声をかけられた。



振り返るとそこにいたのは、新幹線で出会ったあの若い男だった。



「…後をつけてきたのは、あなたですか?」



祐司は鋭い目つきで男を睨む。



「別に後を付けたわけじゃない。オレもここに用があるからな」



そう言って、男は周りを見渡した。



「ウジャウジャいやがる…面倒なことになる前にさっさと片づけるか…」



「…」



ひとりごとを呟いた後、男は祐司に向き直った。





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