テキストサイズ

ガーディスト~続編~

第8章 視えない男(中編)

つばきはすぐさま衣服を整える。



(良かった…)



ホッとしていると、



「…お前ら付き合ってんのか」



後ろから男に話しかけられた。



「…え…」



ムクリと、男はソファーから起き上がる。



「ん、少しは回復したな」



首をコキコキと鳴らす男を見て、つばきは愕然とした。



「え…や…いつから起きてたの…?」



つばきの顔が青ざめる。



「ああ…」



男は二ヤッと笑った。



「あんたの声にそそられたよ」

「!!」



つばきの顔がカッと赤くなる。



「変態!!///」

「こんなとこで始めるお前らが悪いんだろ」



男はしれっと言う。



つばきは恥ずかしくて、穴があれば入りたい気分だった。



(もう、もう…いやーーーー!!!!)



隅っこでうずくまってると、少年を連れて祐司が戻ってきた。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ